Kengonの書きたいブログ

狸小路商店街最重要思想家 兼スノーボーダー

利用可能性ヒューリスティック

今日もブログが書きたくて仕方がない。

 

みんな大好き認知バイアス

利用可能性ヒューリスティックについて。

利用可能性ヒューリスティックとは特定の話題、概念、方法、決定を評価する際に、その人の心に直接思い浮かぶ手短な事例に基づいてしまう心理的なショートカット傾向のことを指す。利用可能性バイアスとも呼ばれる。ウィキペディア

行動経済学者ダニエル・カールマンが提唱する、早いシステム、通称システム1の判断に基づく認知バイアスの一つであると考えている。

 

街中にある、報酬金額を全面に押し出す、求人広告ポスターをみると、この利用可能性ヒューリスティックを思い出す。

 

時給1500円、とポスターの3分の1以上を埋めるようにデカデカと表示しているポスターがある。確かに、1500円は魅力的に映る。この刺激は強力だ。その仕事の内容が、自分のやりたいことかどうかということが、人によってはストコーマ(盲点)になってしまう程だと思う。

 

本当は、例えアルバイトであっても、自分がやりたい仕事なのか否かという点を考慮して、よく吟味し、複数の選択肢から選ぶことが幸せだと思う。だが利用可能性ヒューリスティックというバイアスによって、そのポスターのみの情報で、働くことを決めてしまうという人は考えるよりも多いのではないかと思う。結構、人間は職場でさえも安易に決めてしまうものだと思う。特に経済状況的に切羽詰まっていれば、尚更である。

 

正社員であっても、月給の金額だけで安易に決めてしまうという事ももちろん起こりえるものだと思う。利用可能性ヒューリスティックにより、恐ろしい程、安易な決断をしてしまう場合がある。

 

利用可能性ヒューリスティックによって、安易に仕事を決め、そして、この仕事しか無いと、思い込む。利用可能性ヒューリスティックからの、確証バイアスのコンボだ。

最初に思い込みがあると、多様な情報があっても、最初の考えを支持するような情報ばかりが目に付いてしまうのが確証バイアス。

仕事選びは、システム2と相談して、慎重に進めることをお勧めする。