Kengonの書きたいブログ

狸小路商店街最重要思想家 兼スノーボーダー

保有効果

今日もブログが書きたくて仕方がない。

 

保有効果という、認知バイアスがある。あるモノを一旦保有してしまうと、愛着が湧いて、実質的な価値よりも、高い価値を感じてしまうという現象である。これもまた、執着だ。

 

モノを買う時に、コレぞ!と思って買えるのがベストであるが、買うか買うまいか、非常に悩ましい決断の上で、購入することもある。もし、買った後に、「違うな」と思うようであれば、処分しようと、予め決めてから買う場合もある。だが、そのようなモノにもしっかりと執着は湧き、手放せなくなる。

 

従い、私はモノを買うことが、手に入れることが、怖いのである。日頃モヤモヤを感じていたが、これを書いていて、恐怖であると悟った。執着を生んでしまうことに恐怖を感じている。

 

手放して、新たな、もっと機能的なモノに代替したほうが合理的である、と頭で理解していても、執着によって手放せないのである。人の感情に対して、ときに合理性の理解は無力だ。だからこそ、行動経済学という研究分野があるのだろう。人は「予想通りに不合理」だ。

 

合理性を追い求めた先に、幸福があるのか。とかまで、思考範囲を拡げてしまう。そしてまた今日も手放せない。そんな想いを、ここに綴っても、手放せないのである。辛い。