Kengonの書きたいブログ

狸小路商店街最重要思想家 兼スノーボーダー

目標

今日もブログが書きたくて仕方がない。

 

前に進んでるって感覚、めっちゃ大事やねんで。

この感覚こそが、生きる原動力だと思う。

 

目標を定めて進んでいるという、確かな感覚。

注意すべきことは、目標は達成しても、束の間の幸福感しか得られないことだ。1992年のウィンブルドンで優勝したテニスプレーヤーのアンドレ・アガシは下記の様に曰く。

「優勝した私は、ごくわずかな人しか知り得ないことを知りました。勝利の喜びは敗北の苦しみにはかなわない。そして、幸せな気持ちは悲しい気持ちほど長くは続かない。似ているとさえ言えません」

また、ハーバード大学でその講座が最も人気があったという心理学者、タル・ベン・シャハーは16才の時にスカッシュのイスラエル•チャンピオンとなった。毎日6時間ずつ、5年間の練習の成果が報われたのだ。だが、その喜びは3時間しか続かなかったという。

 

メキシコシティ五輪の走り幅跳び選手、ロバート•ビーモンは、世界新記録を55センチも更新する歴史的記録を出して金メダリストとなった。しかし、その喜びは続かず、たちまち喪失感に変わったという。そして、僅か1週間後には、彼はアスリート界から足を洗い、社会学修士号の取得に向けて、大学に通い始めたという。早々に次の目標に向かって歩き出したのだ。

 

どんなに、偉大な最終目標を達成したとしても、得られる快はオマケのようなものなのかも知れない。だからこそ、その目標に至るまでの過程が、充実し、快の伴うものであるべきだと思う。その過程が楽しめ、日々前に進んでいるという実感を享受できたのであれば、結果的に目標の達成が叶わなくともよいとさえ、思う。

 

目標とそれに向かう日々の行動についての、考え方にも注意が必要だ。日々の行動を、目標達成の為の、小さなマイルストーンの連続と考えてしまうと、慢性的な敗北状態でこの世に存在していることになる。まだ、目標に達成していない自分として、自己否定感を常に抱えることになる。

 

アメリカの漫画家であるスコット•アダムスという人が、提案するのは、目標を拠り所にするのではなく、「システム」に沿って生きていくということだ。

彼の言う「システム」とは、「長い目で見て幸せになる確率を高める活動を、日常的に行う」という意味らしい。漫画家なら、毎日1コマは漫画を描く。作家なら、毎日500単語は執筆する。低いレベルのハイが安定して続く。1日1日、充実した人生が積み上がっていく。

 

大きな最終目標を常に見据えて、拠り所にするのではく、日々達成可能な、小さな目標をこなして、毎日小さなハイを感じることで、日々楽しく進んでいこうね。という事だと理解している。