Kengonの書きたいブログ

狸小路商店街最重要思想家 兼スノーボーダー

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今日もブログが書きたくて仕方がない。

 

何かモヤモヤを感じる物と出会う。苦を感じる。そして、ナチュラルに、対峙しようとしてしまう。対峙バイアスだ。

 

対峙して、克服する事によってその苦を払拭したい、と考えるのだろう。しかし、大概のモノは、克服する事、打ち勝つことは難しい。冷静に振り返って見て欲しい。この人生で打ち勝って克服出来たことはあるだろうか?あっても、数える程度では無いだろうか?仮に運良く克服したとしても、すぐにまた、新たに対峙するものが出来る。そのような思考になっているのだ。対峙しようと思えば対峙出来るものは周りに無限にある。キリが無いのだ。

 

対峙して、克服出来ずに、時間とエネルギーを費やして、何も得られない。認知的不協和(※)を感じて、無理矢理にでも、そこに意味を見出そうとする。更に、時間とエネルギーを費やして、サンクコストバイアス(※2)にかかる。ますます撤退出来なくなる。執着だ。そして、その執着に歯止めが効かなくなる。

 

私には、苦手な街がある。昔から苦手な街だ。初めて訪れた時から違和感があった。その違和感を克服したいという気持ちがナチュラルに起こった。通い慣れることで、いつかは克服出来るのでは無いかと考えていた。好きじゃないのに、むしろ嫌いなのに、通っていたのかもしれない。この先10年、20年通っても、その街に対する違和感は克服出来ないだろうと思う。敢えてその街に、行く必要など1ミリも無いのだ。

 

よほどの美味しい料理との評判があるお店が出来た、とあれば別だが、その街には行かないことにした。世の中にはゴマンと心地良い街はあるのだ。ストコーマ(盲点)にハマってはいけない。

 

(※1)認知的不協和

人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感。つまりは、矛盾した気持ちのモヤモヤ感。人はこれを解消するために、矛盾する認知の定義を変更したり、過小評価したり、自身の態度や行動を変更する。つまり、なんとか無理くり、妄想を駆使して、辻褄合わせを、脳は試みるのである。

 

(※2)サンクコストバイアス

このまま投資を進めると損失が出ると分かっていても、これまでに投資した分を惜しみ、ついつい投資を継続してしまう心理的傾向のこと。 もったいないという感情から生まれる執着のバイアスと言える。不採算の音速ジェット機コンコルドの開発歴史からなぞられた、「コンコルド効果」「コンコルドの誤謬」という別名もある。