Kengonの書きたいブログ

狸小路商店街最重要思想家 兼スノーボーダー

手ぶら

今日もブログが書きたくて仕方がない。  

手ぶらはフットワークを軽くしてくれるが、不安感は、正直、ある。最近、空港にいく機会が多いが、大きなスーツケースを転がしている旅行客の方をよくみる。中には、衣類をはじめ、多くのモノが入っているのだろうと思う。だが、本当にその量が必要なのだろうか、と思う。多くの荷物をとりあえず手元にし、持ってきているという感覚は安心感をもたらす。その対価としての管理コストと見合うかという問題はあるが、安心感は確実にもたらしている。実際には、旅へ持ってきたものの結局、旅行中に一度も使わなかったというものもあるだろう。だが、安心感をもたらしてくれたことに、旅行に持ってきた意味はある。


私は今回はほぼ手ぶらであり、持ち歩く荷物は最小限であり、その確信はあるのだが、何か、どこか、もの寂しく、不安を感じる瞬間がある。
昨晩、宿で、ほぼありったけの荷物を拡げてみたのだが、所有物に囲まれる安心感を感じた。所有物で周りを満たす、マキシマリストの気持ちが分かった気がした。


モノの所有は執着を産み、思考と行動を縛るが、安心感をもたらすという大きなメリットはある。同時にそれを失うことに対する恐怖、不安感をも生み出してはいるが。脳はアホなので、その安心感にフォーカスしていれば、その他の感情はストコーマ(盲点)となる。その状態も時間的に長くは続かないのではあるが。