Kengonの書きたいブログ

狸小路商店街最重要思想家 兼スノーボーダー

勧善懲悪

今日もブログが書きたくて仕方がない。

 

"悪い事をしたなら、それ相応の報いを受けるべきだ"

時代劇にしろ、ヒーロー戦隊ものにせよ、勧善懲悪の思想が根底にある。その思想が、幼少期の頭が果汁グミのように柔らかい時期から、TVから、親から、学校から、我々は刷り込まれている。

 

悪い行いを行った者には、しかるべき罰が与えられて当然。という考え方だ。

明確に法律に反する行為を行った場合は、その抑止を目的として、明文化された法に基づく処罰が手続きに基づいて与えられることは、社会秩序を保つ為に必要だとは思う。

 

だが、悪いことを行ったものに対して、行政機関を介さずに、さも当然の如く、私的に相手を罵倒したり、傷つけても良いと考え、それが正しい、私は正しいことをしている、という考えに至ってしまうのは危険だと思う。勧善懲悪という思想は、その考えを助長する。物事は何事にも対価を伴う、という資本主義の考えに近いとも思う。怒らないと「損」だ、との考えに至る人もいる。

 

人は何かしら理由があって過ちを犯す。中には愉快犯というのもあるので、全ては擁護出来ないが、不本意ながら、やむを得ず、過ちを犯してしまう場合は少なく無いと思う。

 

怒って罵倒したとしても、次からは気をつけてくれるようにはなるかも知れないが、感情的に罵倒する必要はないと思うし、それで相手を支配しようとするのは、やはり何か違う。

 

冷静に、(時には強く)、注意すれば、大概は事足りる。それでも、過ちを繰り返す人なら、明らめる。繰り返す人は、怒っても、何を言っても、繰り返すだろう。そっと離れるのが吉だ。