今日もブログが書きたくて仕方がない。
ある研究によると、人間の身体の動きについて、実際に身体が動く瞬間より、「後に」、動かそうという意志の信号が脳内で出ているという。
つまり、身体の動作の後追いで、意思を発しているということだ。自分で手を動かそうと思って動かしたのではなく、手が何かしらの反応によって動いた後に、動かそう、という意思が脳内で発生し、あたかも自らの意思によって動かそうと思った事によって動いた、と辻褄を合わせるように、本人に思わせているということだ。
つまりは、自分の意思で、身体を動かしているというのは錯覚であり、実は反応によって自動的に動いている我々はオートマトンということになる。我々の意識は、自動人形に搭乗する観客のようなものだ。自分で操っていると思いきや、それは錯覚なのだ。
今、この文章はスマホのフリック入力で書いているのだが、この指の動きは何かしらの反応の結果であり、自分の意思で指を動かしているのは錯覚ということになる。
このブログは自動人形が書いているブログだ。反応、恐るべし。
この研究の信憑性は不明だが、面白い考えだなぁ、と思う。そんな発想は自分では絶対に思いつかない。そんな発想に出会えることに、読書の醍醐味を感じる。
なお、昆虫には、意思自体がなく、全て反応によって動いているとも聞く。そもそも、昆虫に意思がない、と、どうやって確かめることが出来たのか。謎だ。