Kengonの書きたいブログ

狸小路商店街最重要思想家 兼スノーボーダー

焦り

今日もブログが書きたくて仕方がない。

行動経済学者のダニエルカールマン提唱の概念に、脳の考え方のシステムとして、2つのシステム、早いシステムと遅いシステムがある。

早いシステムはシステム1、遅いシステムはシステム2とも言われる。システム1は、早い判断をしてくれるが、合理的な判断とは言えない判断をしばしば下す。だが、早さ優先ではないと、行動が出来ないことがしばしばあるのが現実である。一方、理性的、合理的な判断を下すのが、システム2である。彼は理性的、合理的であるが、遅い。そして、しばしば出てきてくれない事がある。システム1の判断を後ろから正してくれる、彼の判断には大きな信頼を置いてはいるが、肝心な時に出てきてくれないことがしばしばある。管理者不在の状況だ。ああ、いま自分はシステム1のみの判断で行動しているなと実感する事がある。

システム2は以下の状況だと、特に出てきてくれない。

①睡眠不足
②アルコール
③焦り

①、②の状況にはならぬよう、予め、ある程度の行動のコントロールが可能だが、問題は③である。焦るとIQが低下する、と誰かが言っていたが、システム2が出てきてくれないからであろう。なお、ランナー、ジョガー風でも無いのに、街中を走っている人は間違いなく、焦っている。IQが一時的に低下している状態の人なので、私は絶対に近づかないようにしている。

話を戻そう。焦りは突如襲ってくる。予期せぬ出来事、事態が勃発し、焦る。システム1が決断を急ごうとしてしまうのだが、そこを耐える事が肝要である。この、耐える、という判断を誰がするのか、というと、システム1なのだけれども。奴にそんな判断が常に出来るのか。出来ない‥んだろうなぁ、システム1は。奴の迅速な判断がないと、生活できないのは重々承知しており、感謝しているのだが、焦りが入った時の奴の判断は信用ならないのである。どうか、システム2が出てくるのを待ってほしい。祈るばかりである。