Kengonの書きたいブログ

狸小路商店街最重要思想家 兼スノーボーダー

引越し

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今日もブログが書きたくて仕方がない。

人間が変わる方法について、経営コンサルタント大前研一さん曰く。

人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。かつて決意して何か変わっただろうか。行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。

時間配分を変える、というのはスティーブ・ジョブズがいう、何をしないかを決めること、と同義と考える。やれることはトレードオフだ。あれがしたいならこれをすることはできない。優先順位を明確にする必要がある。

 

「決意を新たにする」は無意味だ。これは全くもって同感である。そう思うだけで、変えられる気になってしまう。その場しのぎの気持ちのごまかしである。そう思うだけで快の感情を得た気になる。行動を具体的に変える。この行動とは「習慣」のことだ。住む場所を変えることは、そこに住む習慣を作る事と同義だ。会う人を変えることは、新たに別の人と会う習慣を作ることだ。

 

引っ越しを厭わないライフスタイルを送ってみようと、私は画策している。その為には、フットワークを極限まで軽くしたいと考える。持ち物、家具を極限までにシンプルにする。less but betterの方針で。

 

江戸時代の浮世絵画家葛飾北斎は90歳の生涯で90回以上の引っ越しを行ったそうである。だがその理由は、掃除が嫌い、という理由と、だれかが100回行ったというのを聞いてそれに対抗した為、と言われている。あまり、参考にならない理由であるが、結果的に度重なる引越しが彼のクリエイティビティを刺激したのではないかとも思う。

 

マキシマリストの引っ越しは大変だ。ものに囲まれた生活というのを一概には否定しない。だが、引っ越しの観点からいえば、明らかに行動を縛る。モノに縛られた状態だ。よほどの理由が無い限り、頻繁に引っ越しを行い、住む場所を変えるという発想にはならないだろう。その場所にいかに快適に永住するか、という思考回路になるのが自然であろう。