Kengonの書きたいブログ

狸小路商店街最重要思想家 兼スノーボーダー

麻酔

今日もブログが書きたくて仕方がない。

 

胃カメラの検査を受けてきた。

2年ぶりである。

 

処置室に入り、ベッドに横たわる。

全身麻酔で、意識を失う。

気がついた時にはもう検査が終わっている。全く、苦痛を感じずに検査を終えた。

 

2020年まで、全身麻酔の仕組みは完全に分かっていなかったらしい。よく分かっていなかったが、使っていたのだという。

 

麻酔で意識を失うことは、眠ることとは全く違うようだ。眠る時は脳の活動は続いているようだが、麻酔状態では活動がストップする。状態としては、死に近いという。麻酔状態で体が切り刻まれても起きることはない。

 

医者で作家のオリバー•ホームズも「麻酔は死という未知の世界に踏み入れられる。しかも帰りの切符を手にしながらね」と言っている。

 

痛みを伴わずに、死の世界に入れる。今日は検査にワクワクしてしまった。いよいよ麻酔薬がゆっくりと打ち込まれるとき、このまま目が覚めないという可能性もあるかもしれないなと。そう思ったが、ナチュラルに恐怖の感情はなかった。それはそれで、いいか。と思ったら、次の瞬間、目が覚めて、検査が終わっていた。まさに一瞬だ。意識が段々遠のいていく、という感じではない。意識がプツンと断線して、タイムスキップだ。時間が経った自覚、暫く寝て起きた、という感覚がない。そして起きたあとは、精神が静かに安定している。朦朧としているようだが、何故か多幸感がある。暫くリクライニングチェアのある個別スペースで小1時間休憩を取る。前回も体験したが、やはり面白い非日常体験である。

 

来年の検査も楽しみにしている。