今日もブログが書きたくて仕方がない。
テレビの番組、何かのドキュメンタリー等でテロップに「悲痛!」の文字を付けたり、悲しい音楽をBGMにして流したりする。この映像は悲しい感情になって観て下さいね〜!ヨロシク!という、製作者側の押し付けである。事実は事実にすぎず、それを悲しい、腹立たしい、楽しい、面白い、と思うのは個人の判断である。この事実は絶対的に悲しい事実である、という事実はない。
脳は時に愛すべきほどアホだ。製作者の意図に律儀に従って、悲しい気持ちで、その番組をみてしまっている。
詐欺容疑の暴力団組員のアパートに、警察が大挙して乗り込んでいくという、世間一般的には、緊迫した、笑えない雰囲気を感じるシチュエーションの映像に、コミカルなこち亀(※)のBGMをつけた動画をYouTubeでみて爆笑してしまった。久しぶりに笑った。
BGM次第で、こうも捉え方が変わるのか。警察やり過ぎだろ!と考えて、笑ってしまった。
世間一般的に「悲しい」とされている出来事も、事実、現象、事象に過ぎない。そこに抱く「悲しい」という判断は人による勝手な解釈であり、妄想、思い込みである。判断に正誤はない。
世間一般的に「悲しい」と思えるシチュエーションに遭遇した時に、自分の脳内でこち亀のBGMを流してみる。笑える。
【※こち亀】
下町の警察官、両さんが主人公の少年ギャグ漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の略称。破天荒な行動を取る両さんが周囲の人や地域住民を騒動に巻き込んでいくストーリー。アニメ化もされており、コミカルなBGMが秀逸。