Kengonの書きたいブログ

狸小路商店街最重要思想家 兼スノーボーダー

よい読書

今日もブログが書きたくて仕方がない。

 

英国の作家ハマトンが「知的生活のすすめ」でも述べているが、本を買っても、全てを読む必要は全くない。そして、順を追って読む義務もない。いきなり、終わりに、を読んでもいいし、目次をみて、おもしろそうな部分だけ読んで終わりにしてもいい。読み方は自由だ。もちろん、順を追って全てを読破するのもよい。

 

読書は、読む、というより、つい読んでしまった、という感覚を大事にしている。

「ついつい、面白くて読んでしまった」という感覚になった内容は、自分が興味を持って欲していた証拠であり、読んで血肉になる内容だ。それが、よい読書と考えている。

本を読むときは、自分の心を客観的に、第三者のようにみたてて、どれどれ、どこが面白そうだと思うんだ?と、例えるならば目の前にキャンディをちらつかせるように、反応を伺いながらページをめくる。反応しなければ、どんどんとめくっていく。反応して、食いついたところ、だけ読ませる。読後には心に視点が移り、ついつい、食い付いて読んでしまった。という読後感になる。

 

反対に、悪い読書は義務感を伴う読書だ。せっかくこの値段で、買ったのだから読まなくてはならない、興味がないけれども、読んでおいた方が、今後の為になると思うから、読んでおかねばならない。そんな本の内容は頭に入らないし、入ったとしてもすぐに忘れる。時間とエネルギーの無駄だ。購入代はサンクコストと割り切って、読むのは中断し、切り捨てるのが吉だ。義務感を切り捨てのトリガーと考えている。

 

そんな本に執着してはいけない。目の前の本に囚われてしまうのも一種のバイアスだ。あなたに合う本は、他にゴマンと溢れている。